39、地水師(ちすいし)3爻占断

周易64卦384爻占断

周易64卦384爻占断

39、地水師(ちすいし)3爻

◇ 地水師(ちすいし)とは何か?

地水師は、大地の下に水がある形を象徴し、秩序と統率をもって大きな集団を動かすことを意味します。「師」は軍隊や集団を表し、戦いや大事な行動のときに、統率・規律・計画性が不可欠であることを示します。感情や衝動で動くのではなく、全員の方向性を揃えることが成功の鍵となります。

◆ 卦全体が教えてくれること

地水師の卦は、「秩序立った行動こそが勝利を呼び込む」という教えを持ちます。個々の力が強くても、指揮系統が乱れていては大きな成果にはつながりません。逆に、地味でも全員が足並みを揃えれば、大きな目標に到達できます。戦いの場に限らず、日常生活でも「計画性」と「協調性」の大切さを思い起こさせる卦です。

◆ 三爻の爻辞と解釈

爻辞は「師あるいは尸(しかばね)を輿(にな)う。凶。」

象伝は「師あるいは尸を輿うは、大いに功なきなり。」

この三爻は、陰爻でありながら陽の位に居て、さらに応じる相手も持たないため、実力や支援を欠いています。戦場においては後ろ盾となる陣地もなく、戦えば敗北は必至です。その結果、多くの戦死者を車や板に載せて帰ることになる、という凶の象です。これは現実の出来事に置き換えると、準備不足や支援の欠如によって大きな損失を被る状態を意味します。

◆ 含まれる教え

この爻が告げるのは、「無理な戦いは避けよ」という明確な警告です。力不足や環境の不利を認識せずに突き進めば、成果どころか大きな損失を招きます。状況が整うまで退き、再起を図ることが賢明です。

◆ 仕事

仕事においては、計画性や支援体制が整っていない状態で大きなプロジェクトに挑むことを避けるべき時期です。周囲の協力や必要な資源を確保せずに進めれば、成果は得られず、むしろ信頼を失う恐れがあります。特に新しい分野や取引は、準備不足のまま進めると後戻りが難しくなるため、慎重な判断が必要です。

◆ 恋愛

恋愛面では、相手との関係を深めようとしても、土台となる信頼関係や状況が整っていない可能性があります。一方的なアプローチや焦りは逆効果になりやすく、結果的に関係が壊れてしまう恐れがあります。相手との距離感を見極め、今は積極的な行動よりも、信頼を築く準備期間ととらえることが大切です。

◆ 地水師(三爻)が教えてくれる生き方

三爻の教えは、「不利な時は退き、力を養え」です。負け戦を避けることは逃げではなく、未来の勝利のための選択です。人生の中には、無理をして挑むよりも、一度立ち止まって状況を整える方が良い時期があります。この爻は、撤退と準備の価値を教えてくれます。

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